苦手意識満載だった精油の化学だけど、ちゃんと勉強すれば意識は変わるのですね
月に一度、半年間かけて大阪まで通った、長島司先生の「精油の化学の講座」が今月終了しました。
最初の頃は、分子模型を目の前にして、
どうなることやら。。。
と思いましたが、慣れとは実に恐ろしいもので(笑)徐々に模型を手にすることが苦にならず、課題の分子模型を作るのが楽しくなってきました。
腕を上げてまで必死に分子模型と闘っている私(笑)
講座では毎月のテーマがあり、最終回は
動物の香り・精油の利用、単品香料
についてでした。
動物香料は歴史上の話の中では何度か耳にしたことがありますが、実際に香りを嗅いでみる、ということは初めての体験でした。
ムスク、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどどれも動物の体の一部分(それも、え!?と思うようなところ)から分泌されたもので、よくもまぁ昔の人はこれらを乾燥させたりすると良い香りになるということを見つけ出したものだと、ただただ関心します。
私たち現代人よりずっと物が豊かでなかったであろうその時代、嗅覚や本能における部分は今の私たちよりはるかに秀でていたのだろうと、いつも感じます。
そして長島先生が仰った、精油というのは森に例えることができるということ。
1本1本の木(精油成分)がないと森(精油)は出来ない。
要は、精油は数多くの成分の集まりであるということ。
ラベンダーといっても、ラベンダーの中にはたくさんの精油成分が含まれ、ラベンダーの香りとなっているのです。
半年間を通した今回の講座で、決して苦手だった化学がすべて克服されたとは言い難いですが、それでも以前ほどの苦手意識は薄らいでいます。
毎回、分子模型を作っては写メを取り、それが撮ったままで放置している状態です。
復習も込めて、プリントアウトし自分の頭の中に定着させていかなければ、と思っています。
・・・というのも、来月から植物化学の勉強が新たにスタートします。(あはっ)
精油の化学よりもっと複雑だと聞いています。
でも、これを勉強して「なるほど!」とあれもこれもが繋がる部分があるよ、とも聞いています。
実際、そうだろうな。
と想像しています。
なので、この半年間は私にとって化学アレルギーを克服するための良い勉強だったと思っています。
長島先生の講座は本当にわかりやすいです。
それも化学嫌いを克服できた大きな要因だったと思っています。
最後に卒業課題として与えられた「パチュリアルコール」の分子模型を組み立てて終了。
先生から修了証をいただき、記念撮影もしていただきました。
さぁ、忘れないうちにボチボチ復習していかないと!
来月からの勉強についていけなくならないように、ね!!