専門学校の講師を辞めて1年|13年間の経験で学んだことと今の私
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はじめに
ちょうど1年前に、
13年間続けていた専門学校での非常勤講師の仕事を卒業しました。
13年間もあっという間でしたが
この1年間もあっという間でした。
(時間の感覚がオカシイ?! 笑)
この1年で気づいたこと、感じたこと
今の私のことについてしたためてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。
13年間の講師生活はとにかく必死
とにかく、もうこれはひと言では言い表せないくらいの
貴重な経験をさせていただきました。
私の主な担当は
パーソナルカラリスト検定の対策授業
それも夜間の授業で、
学生たちが昼間の授業とは別に授業料を払って勉強に来るというものでした。
昼間の授業だけでなく、
各自のプラスアルファになるスキルを求めて授業を受けに来るのです。
当然、検定対策なので、
試験に合格すること=(イコール)履歴書に1行取得資格を書きたい、
という学生ばかりです。
講師を始めた頃は1クラスの担当でした。
半年間2時間×16コマの授業。
最初のクラスの学生たちの試験の合格率が良く、
また学生たちのパーソナルカラーに対する興味も大きくて
後半の半年は2クラス(週に2日)担当することになりました。
それが13年間続きました。
最初はとにかく必死の1年だったことを記憶しています。
ただ、これは13年間続けて感じたことですが
学生たちに救われた部分がとても大きかったです。
毎回の授業に必死な私によくぞ!ついて来てくれた!
私自身学生時代、決して勉強が好きだったわけではありませんでした。
学力的にもごくごく普通レベル。
そんな私が学生たちに何を伝えられるのだろうか。。。
そう考えた時、最初に思ったのが
「私が学生時代に、このように教えてくれる先生がいたらもっと勉強が好きになっただろうな」
ということでした。
学ぶ意欲がある学生たちが多いとはいえ、
最初から最後まで集中力が続くことはありません。
だからこそ、
授業に来ること自体が楽しい!
そう思ってもらえる授業にしよう!
そこを強く思って授業を続けていました。
検定対策授業でもあるので
どうやったら覚えられるか、
みたいな
私が勝手に作った呪文みたいな(笑)お経みたいな(笑)ことも
大きな声で何度も何度も言わせました 笑
そして、多分ビックリされると思いますが
こう見えて
かなりのスパルタ!
でやっていました 笑
大変だった課題添削と毎回の授業
検定対策授業とはいえ、学校側からは「合格」することだけでなく
普段の授業や、就職してから活かすことが出来るスキルも身に着けてほしい
と要望がありました。
なので
座学オンリーではなく
ひとりひとりパーソナルカラー診断もして、
色を見分けられる訓練としてコラージュ制作も取り入れていました。
年々受講人数が多くなり、
私ひとりでは実習の時は手が回らないので
学生たちに協力してもらいながらやっていました。
(・・・というかほぼ、強制! 笑)
でも、学生たちもわかっているのです。
就職したら即戦力!と入学した時から言われているので、
手伝えることは進んで手を貸してくれましたよ。
パーソナルカラー診断も大人数を短時間で行うので大変でしたが、
それ以上にコラージュ制作の添削がとにかく大変な作業でした。
見て、点数をつけるだけならいいのですが、
私はそこにひとりひとりコメントを書いて返却していました。
人数が多くなるとそれは、かなりの作業となります。
でも、学生たちとのコミュニケーションだと思って取り組んでいたこと。
そして、ちゃんと見てくれているんだ、
という気持ちを伝えたかったのです。
毎回、大きなスーツケースがパンパンになるほどの重さのものを持ち帰り、
自宅での添削にかける時間は結構なものでした。
先ほどにも触れたとおり
かなりのスパルタ先生だったので、
チョロッとした作品は作らせないのですよ、ワタシ(笑)
就職してからも使えるよう、
仕事のツールとして使えるようなレベルを指示していました。
それと同時にそれぞれの出来栄えを見ながら
自分の説明がちゃんと伝わっているのかを確認する作業にもなっていました。
そして肝心の授業では
とにかく、毎回練習問題のプリントを配布。
それもかなりの量!
そして、ほとんど宿題で持ち帰らせることはなく、
授業内で終わるようにしていました。
ただ、どうしても習得の差は出てきます。
そこで私が取り入れていたのは
みんなで取り組むこと!
「テスト」とか「模擬テスト」と私が言わない限りのプリント類は
わからないところがあれば、
周りのわかる学生に聞きながら取り組む!
また、
わかる学生は、わからない学生に教える!
その意識を徹底させました。
やらないまま終わる、ということを避けたかったのです。
当然、私もその時はひとりひとり見て回ります。
2時間の授業中、教壇の上に居続けることはまず、なかったです。
とにかく教室中を歩き回っていました。
みんなで試験に合格するという同じ目標に向かっているのだから
みんなで合格しよう!
と、とにかく口を酸っぱくして伝えていました。
辞めて1年経った今の気持ち
このような講師生活を13年間続けていたので、
今から思えば、
規則正しい生活とは言えなかったと思います。
週に2回は晩御飯を作り置きして家を出る。
私は空腹だと些細なことでもイライラするだろうと思い(笑)
仕事前に昼、夜兼用の食事を摂る。
夜は遅くに帰宅し、
2時間みっちり授業をしてきているので
身体は疲れているけれど、頭の中はテンションが高い!
普段は直ぐに寝付けるのに、
週に2日はなかなか寝付けない、という日々を送っていました。
去年の4月から講師の仕事がなくなり
まず感じたことが、
時間の使い方がわからない 笑
今でもバタバタしていますが
それでも
あれ?!
いつもこの時季はもっとバタバタしていたけれど、
なんだか時間的に余裕がある感じがするけど
私、何か忘れてる?!
そんな不安に一瞬駆られることが度々ありました 笑
個人事業主として仕事をしていて、
自宅でのレッスンやその他の仕事と講師業って、
特別違いはない、
と感じるかもしれませんが
今、感じることは
全く、違う、ということ。
どちらも責任感というものはありますが、
それぞれの度合いというか種類が違う、と感じます。
頭の中も、専門学校での講師の時と、
自宅でのレッスンでの時とスィッチが別、みたいな感覚。
4月以降、何度となくスケジュールを見て時間の配分に戸惑う自分がいましたね。
でも、
始まりがあればいつかは終わりが来る。
有難いことに、毎回どのクラスも検定の合格率が良く、
クラスが変わるたびに受講する学生も増え
(最後は1クラス90人!でした)
それはそれで遣り甲斐も感じていました。
家庭の事情が辞めるという理由になったことは、
ある意味私にとっては後ろ髪を引かれる間もなく、
卒業できて良かったのかも知れません。
そして、
若い学生たちとの触れ合いはとてもいい勉強、いい機会になりました。
講師を始めた頃は、
学生たちの親よりちょっと若い先生でいたのが、
年数を重ねるごとに
学生たちの親から親より上の年になり、
随分と年を取ったものだな、と感じていました。
私の立場が学校では非常勤講師だったこともあるのか、
学生たちは気軽に話しかけてくれることが多かったです。
他の授業でのこと
家でのこと
恋バナ
バイトのこと
将来のこと
などなど。。。
これは講師をしていなければ味わえない時間でした。
これからのこと
非常勤講師を卒業して1年が経ち、
自分のやりたかったことに時間を割けるようになったことは
嬉しくも感じています。
と同時に、
より責任感も感じています。
授業に行けば講師料が入っていたことを考えると
今は自分でお金を生み出さなければなりません。
でも、気持ち的に余裕が出た分
より自分が進みたい方向へ進めているとも実感しています。
また、
少しの間、パーソナルカラーや色から離れた時間があった分、
以前よりその重要性も感じるようになりました。
こちらももっと多くの方にお伝えしていけるようにしたいです。
そして
13年間の講師生活は私にとってとても有意義だったこと。
またそれがベースにもなっていることを
今改めて感じている次第です。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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