パーソナルカラー診断が広がるほどに感じた私の違和感|SNS時代の今だからこそ色を“型”ではなく“言葉”で届けたい
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目次
第1章 20年パーソナルカラーと向き合ってきて思うこと
私が色について興味を持ち、学び、仕事とするようになって約20年。
その中でも、パーソナルカラーに深く携わってきました。
特に、専門学校で13年間、パーソナルカラーや色彩学の講師として教え、
多くの学生たちとも向き合ってきました。
これまでに診断してきた人は、2,000名以上になります。
皆さんはどのように感じていらっしゃるかわかりませんが
パーソナルカラーとは、
「似合う色」を見つけるだけのものではありません。
「その人自身がどうありたいか」を映し出す鏡のようなものであり、
色を通して
“内面”と“外見”のバランスを整えるものだと
感じています。
これまでの経験の中で、
色が持つ力によって目の前の人が明るい表情になったり、
言葉に力が宿ったりする瞬間を、私は何度も見てきました。
だからこそ、
パーソナルカラーの素晴らしさを
多くの方に伝え続けてきました。
けれど、ここ数年、
私は少し、パーソナルカラーの発信から距離を置いてきたところがあります。
それは、世の中に広がる“ある変化”に、
違和感を覚えるようになったこともあったからです。
第2章 「診断がゴール」になっていない?最近の違和感
近年、SNSやメディアでも
「パーソナルカラー」が取り上げられる機会が一気に増えました。
InstagramやYouTubeでは、
手軽に診断方法やシーズンタイプ(春・夏・秋・冬)を紹介する
動画や投稿が多く見られます。
パーソナルカラーという言葉自体は、もはや特別なものではなくなりました。
立派な市民権を得たと感じています。
これは、色の世界に興味を持つ人が増えたという意味でも、
嬉しいことだと感じています。
ですが、その一方で
私が感じているのは、パーソナルカラーが
「型にはめるもの」になってしまっているのでは、という違和感でした。
「あなたは夏タイプです。だからこの色が似合います」
「春タイプなのにこんな色を着てるなんて」
「これは似合わないから着てはいけない」
そんな言葉が、まるで正解かのように
独り歩きをしているように感じるのです。
実際に私のところにも
そのような言葉が何度も耳に入ってきたりします。
あくまでもパーソナルカラー診断は“入り口”であり、
その先にあるのは、
「あなたがどんな自分になりたいのか」
「どんな雰囲気をまといたいのか」
ということです。
その人のなりたいイメージや、ライフスタイル、環境に寄り添ってこそ、
本当の意味での『似合う色』が提案できるのです。
ただタイプ分けをするだけの診断では、
その人の魅力や可能性を狭めてしまいます。
パーソナルカラー診断は、
決してゴールではなく、スタート地点なのです。
このことは専門学校で教えていた頃にも
学生たちに向けて何度も口にしていました。
それと同時に、
私が感じていることとして、
必然的に
「自分に合う色」を選ぶことができる人もいる、ということ。
もしかすると、そのような方にとっては、
パーソナルカラーは必要ないかも知れません。
ただ反対に、
そうでない人も多くいるということと
意外と
パーソナルカラーに興味がある人が多い、ということです。
私が伝えたいのは、前者ではなく、後者。
つまり
「自信がない」「わからない」「興味がある」と感じている人に向けてです。
色に対して自信が持てない人や興味がある人にこそ、
パーソナルカラー診断が力になると信じているのです。
なので一概に
「パーソナルカラーってどうなの?必要?」
なんてことには答えられないですし、
そう言われることや耳にすることに
違和感を感じるのです。
第3章 「パーソナルカラーなんて」という軽視されることへの葛藤
「パーソナルカラーなんて、必要?」
「好きな色を着ればいいじゃない」
「どのタイプかわかればいいのでしょ」
そんな言葉を耳にすることがあります。
正直、寂しさと悔しさを感じる瞬間でもあります。
しかし、そう言わせてしまっているのは、
私たち“伝える側”の責任もあると思うのです。
診断の表面的な部分だけが独り歩きし、
本来の奥深さや価値が伝わっていないのはなぜか?
私は、色の素晴らしさを伝える側として、
改めてその在り方を見つめ直さないといけないのかな、と感じています。
「感覚でわかる」「なんとなく似合う」で終わらせてしまっては、
伝えられるものが曖昧になります。
感性はもちろん大切です。
でも、それは
理論に裏打ちされてこそ、信頼される力になると考えています。
どんな色がどうして似合うのか、
なぜその色がその人の雰囲気を引き立てるのか。
それを“言葉”で届けることに意味があると私は思っています。
さらに、似合う色が“好きな色”ではない場合もあります。
そんなとき、否定から入られると皆さんはどう感じますか?
まずはその人の気持ちを受け入れ、
なぜその色が似合うのかを丁寧に言葉で説明する。
それだけで、その色への見方が少しずつ変わっていくのではないかと思います。
反対に「嫌いだった色が実は似合う色だった」というケースでも同じです。
頭ごなしの否定ではなく、受け入れと理解から入ることで、
色に対する感情が大きく変わることもあります。
そしてもうひとつ。
自信のなさや、遠慮から色を選んでしまっている人も多くいます。
本当はもっと華やかな色や明るい色が似合うのに、
「派手だから」「年齢的に」と
自分で自分に制限をかけてしまう方がいます。
だからこそ、プロの立場から
「あなたにはこの色が似合いますよ」と伝えることで、
その方の背中をそっと押してあげられる。
納得できてふっと心が緩む、そんな瞬間が、
私の中で何より嬉しい時間でもあるのです。
第4章 もう一度、色の力を信じて進んでいきます
だからこそ、私はもう一度、
色の素晴らしさを伝えることに本気で向き合いたいと思っています。
今、新しいLP(ランディングページ)を制作中です。
そこには、これまでの経験や実績だけでなく、
私自身の想いや、パーソナルカラーの本質を
しっかりと言葉で届けていくつもりです。
まずは、私のまわりにいる方々へ。
「パーソナルカラーを知ると、自分がもっと好きになれる」
そんな感覚を届けたいのです。
似合う色は、
“自分を決めつけるためのもの”ではなく、
“自分を自由にするためのヒント”です。
型にはめるのではなく、
言葉と理論と感性で、その人の可能性を広げるためにある。
これからも、パーソナルカラー診断を通して、
一人ひとりが自分らしく輝けるお手伝いをしていけたらと思っています。
色は、あなたの味方です。
そして、その色をどう使うかで、未来が少しずつ変わっていくのです。
おわりに|パーソナルカラー診断に興味を持たれた方へ
もしあなたが、パーソナルカラーに対して
「なんだか最近の情報にモヤモヤしていた」
「もっと自分に合った色の提案を受けたい」
と感じたなら、LP(ランディングページ)の完成を
楽しみにしていてください。
単なる診断ではなく、
“あなた自身の物語を引き出す色”を、
一緒に見つけていきましょう。
それでは。
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