手作り石けんとは? ~植物性100%ってどういう意味?~
今月からお待ちかねの手作り石けん教室(Aroma Soap Lesson)がスタートします。
レッスンにご参加いただく方の中には、手荒れに悩んでいらっしゃる方や、ご自身だけでなくご家族の肌トラブルに悩まされていらっしゃる方も多くみえます。
いつもソープを作りながら皆さんから色々なお話を聞かせていただき、レッスン後のティータイムでは情報をシェアしたり、私から皆さんに有意義な情報をお伝えしたりしています。
このティータイムをもっともっと有意義なものにしていきたい、というのが私の中にあり、ここしばらく色々と思案中です。
「作る」だけではなく、どうしてこの石けんなの?
という点をもっともっと広めていきたいな、と考えています。
そんなことで、新書から古書まで様々なジャンルの書籍を集め情報収集をしたり、自分で改めてトライしてみたりしております。
今月からのレッスンでは更に有意義な情報を持って帰っていただこうと考えておりますので、参加される方は楽しみにしていてください!!
・・・と、前置きが長くなりましたが、こちらのブログでも
(手作り)石けんとは?
というカテゴリーでこれから少しずつ発信をしていこうと思っています。
(今までレッスンにご参加いただいた方にとっては復習となる部分もあるかと思いますが、何度も繰り返し目にすることでより印象づけていただければと思います。)
手作り石けんと市販の石けん・洗剤の違い
よく「植物性100%」とかいう言葉を目にしたり、耳にしたりするかと思います。
この「100%」ってどういう意味だと思いますか?
その製品すべてが植物性、というふうに捉えがちですが、実はそうではなく。。。
使われている材料や原料の一部(・・・一部、デス)に「植物性100%」のものが使われている、という解釈となります。
おそらくそれらのものは、その製品の成分の内訳の後ろのほうに記載されていたりなんかします。
(大概、パッケージの後ろに掲載されています)
おおよその目安として、最初に書かれているものから多く含まれている、ということになります。
そして、後半のほうに記載されているものは、含まれている量に関わらず、順序はもとより記載する、しない、はそのメーカーの独自の判断となります。
ほんの少し使われていても、それが「植物性100%」ならそう謳えるのが今の現状です。
また、カタカナで長~~~~い表記の成分が書かれていると、大概石油から作られている合成の成分だと思っていただいても良いかと思います。
それが実に何種類もあることに気づかれるかと思います。
(ほぼ、そう解釈していただいて大丈夫です)
手作り石けんの場合は、例えば
オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、水、水酸化ナトリウム(苛性ソーダのことです)、香りづけの香料(精油など)
という表記の仕方になります。
いたってシンプルでしょ。
私のレッスンで作っていただくソープも、その時々で使用するオイルに違いはあれども、上記のオリーブオイルからパームオイルまでの内容が違うだけで、あとの後ろにあるものは変わりません。
(香りづけの精油もその時々で違いますが、100%天然の精油、を使用しています)
あと、固形ソープにグリセリン、と表記されているものがあれば、グリセリンを追加で投入していることとなりますが、そもそもグリセリンは手作りでソープを作る場合、油脂(オイル)と苛性ソーダが反応すると副産物として得られるものです。
(なので、表記されなくても構わないのです)
それを改めて表記しているということは、副産物として得られるグリセリンは作る過程で排除し、別のグリセリンを新たに投入している、ということです。
(なぜ、排除するのかはまた別の機会に触れましょう)
じゃぁ、そのグリセリンって植物性?動物性?
そしてどのくらいの量が入っているの?
・・・これ、私たち消費者にはわからないことなのです。。。
目に見える材料で作るから安心。
私のレッスンに来ていただくと実感していただけることかと思います。
皆さんの周りにあるもの、一度ひょいっと裏面に目を通してみてください。
もしかすると、あれ?と思うことあるかも知れませんよ。