固形石鹸のメリット・デメリット|初心者でも失敗しない選び方のコツ
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目次
はじめに
洗浄剤を選ぶとき、ドラッグストアに並ぶさまざまな種類を見て
「どれを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか?
特に固形石鹸は昔から馴染みはありますが、
実際に使ってみると
「肌がつっぱるのでは?」
「液体石鹸との違いは?」
と不安になる方も多いようです。
私はこれまで手作り石けん教室を主宰し、
500以上のレシピを作ってきました。
その経験の中で感じているのは、
固形石鹸は
「知って選べば、とても心強いスキンケアアイテム」になる
ということです。
この記事では、
固形石鹸のメリットとデメリットをわかりやすく解説しながら、
初心者の方でも失敗せずに選べるコツをご紹介します。
敏感肌の方や、
これから固形石鹸を試してみたい方にも役立つ内容になっていますので、
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
第1章 固形石鹸、液体石鹼どちらを選ぶべき?
固形石鹸は、
人類が最初に使用した洗浄剤といわれています。
しかし今では、
液体石鹸やボディソープなどの登場により、
私たちにとっては
洗浄剤の選択肢の幅がとても広くなっています。
そのため、
固形石鹸を使うか、それとも
液体石鹸を使うのかを判断することは、
個人の好みやニーズによっても変わってきます。

どちらを選ぶのかは皆さん次第ですが、
ぜひそれぞれの特徴を理解して
お使いいただくといいかな、と思います。
第2章 そもそも固形石鹸とは|石鹸の歴史
石鹸は、人類が最初に使用した洗浄剤であり、また
最初に作った界面活性剤といわれています。

界面活性剤・・・水と油などのように本来混ざり合うことがないものを
混ざり合うようにする成分のことを指します。
界面活性剤のおかげで、
クリームや乳液を作る際には
材料を乳化(混ざり合うようにする)させることができ、
なめらかさを出すことができるのです。
界面活性剤があることにより、
石鹸がモノについた汚れを浮き上がらせてくれ、
拭い取ってくれる、ということになります。
その石鹸がはじめて発見されてから
5,000年以上経ちます。
作り方は今でも当時と “ほぼ” 同じだそうです。
当時は狩猟で得た動物を焼いているときに滴り落ちた脂と、
木の灰とが混ざったものが石鹸として使われていたそうです。
(当時の人たちはそこでよく、
その木の灰が汚れを落とすことに気づいてくれたものです)

木の灰などには、
炭酸カリウムや炭酸ナトリウムといったアルカリ成分が入っていることから、
そこからのちに、苛性ソーダが作られるようになりました。
(ちなみに、苛性ソーダは
19世紀にドイツで海水を電気分解して作り出されたそうです)
また、自然界においてのアルカリというと、
木の灰・灰汁・海藻灰などがあり、
日本では昔、洗濯するときに使われていたといわれています。
昔話によく出てくる
”おばあさんは、川で洗濯を・・・”
というシーンがまさに、そうですね。

これだけもお分かりのように
手作り石鹸の中身はいたってシンプル!
天然の油脂とアルカリを反応させて作るのです。
またなぜ、手作り石鹸がなぜ環境に優しいのか、
何となく想像がついた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今の世の中に多く溢れている、
合成の成分が含まれていないものが
「手作り石鹸」
なのです。
天然の材料で作られていることにより、
石鹸として使われ川や下水に流れても、
自然界のミネラルと結びついて
魚のエサとなる脂肪酸マグネシウムや脂肪酸カルシウムなどになります。
石鹸は1日で水と二酸化炭素に分解され、
石鹸カスは微生物の栄養源となり
生態系にリサイクルされるのです。
(そうそう、先ほどご紹介したように昔は川で洗濯をしていましたが、
そのために川が汚染された、ということは聞かなかったはずです)

このような歴史があることから、
固形石鹸は、古くから使われている洗浄剤であり、
多くの人々に支持されてきたのです。
またその使いやすさと手軽さが、
長年にわたって人気を集めているのです。
しかし最近では、
液体石鹸やボディソープなどの登場により、
固形石鹸に代わるアイテムとして使われることが多くなってきました。
第3章 固形石鹸のメリット
まず、固形石鹸のメリットを見ていきましょう。
大きなメリットの1つは、
先ほどにも記載したように
環境に優しいところです。

固形石鹸は液体石鹸などのように
容器となるプラスチックボトルが不要であり、
廃棄物の削減に役立ちます。
また、固形石鹸を作る過程において
自然素材が使われていることが多いので、
肌に優しい洗浄効果が期待できます。

また、固形石鹸のもう1つのメリットは、
コストパフォーマンスだと私は思っています。
液体石鹸に比べて固形石鹸は長持ちをし、
少量でも十分に使えます。
これによって、固形石鹸を使うことで
日用品の節約に繋がると思っています。

以下のブログも参考にしてください。
手作り石鹸 vs 市販石鹸|価格以上の価値を知っていますか?
【動画あり】石鹸の「適量」って?!コストパフォーマンスが良いってご存知でしたか?
また、固形石鹸は持ち運びに便利なアイテムです。

小さなサイズや旅行などに携帯できるグッズもあり、
旅行先やジムなどでの使用に最適です。
第4章 固形石鹸のデメリット
しかし反面、
固形石鹸には以下のようなデメリットも存在します。

・湿気に弱いため、湿度の高い場所で保管をすると溶け崩れしやすい可能性がある
・清潔に保つ必要性がある
そのため、
固形石鹸は液体石鹸に比べて使い勝手が悪い。
というイメージを持たれる方が多い印象があります。
また、液体石鹸は
ポンプ式の容器を使うことによって手軽に使うことができますが、
固形石鹸は手で泡立てる必要があります。
”自分の手で泡立てる”
この泡立て方の方法に不安な方も多いと思います。

となると、
不安なことはできれば避けたい。
ならば、サッと使えるもの(液体石鹸)が便利!

ここ最近の風潮がこのようになっていることも事実だと
思っています。
ただ、これら今挙げたデメリットという点は、
使う人の好みや
ライフスタイルによって捉え方が異なってきます。
自分に合った石鹸を選ぼうとされている方や
固形石鹸を取り入れてみたいと考えていらっしゃる方には、
これらのデメリットに意識を向けるのではなく、
メリットに意識を向けることが大切だと思っています。

第5章 固形石鹸と液体石鹸を選ぶ際の注意事項
固形石鹸と液体石鹸のどちらを選ぶかを決める際には、
以下のような点に注意をするといいでしょう。
・使い勝手:石鹸を使う場所や状況に合わせて、固形石鹸と液体石鹸の使い勝手を比較しましょう。
・肌の状態:肌の乾燥や敏感さなど、自身の肌の状態に合った石鹸を選びましょう。
・環境への影響:環境にやさしい選択をするために、固形石鹸の利点を考慮しましょう。
第6章 固形石鹸の種類とバリエーション
固形石鹸にも、
さまざまな種類やバリエーションがあります。

自分の好みや肌の状態に合わせて選ぶことができると
いいですね。
そこで、
手作りで作れる石鹸は
自分で材料を選ぶことができる!
というメリットがあります。
自分の肌質に合ったものを揃えることによって、
使いやすい固形石鹸を作り、使うことができるのです。
植物油脂や植物オイルの特徴を考慮し、
天然由来の成分を存分に取り入れた石鹸は魅力的だと思いませんか?
第7章 固形石鹸の正しい使用と保管方法
固形石鹸を使用するためには、
適切な使用法と保管方法が大切です。
・石鹸を使用する際には、手についたヌメリで肌を滑らせるようにする。
・使用後は石鹸をしっかりと水切りし、乾燥させる。
・湿度の高い場所に保管すると、石鹸が溶けてしまう可能性があるため、
風通しのよい乾燥した場所での保管がベスト。
こちらも参考にしてみてください。
手作り石鹼の保管に悩む方必見!|自分が作った石鹸を最高の状態で守る5つのポイント
さいごに
固形石鹸と液体石鹸、どちらを選ぶかは皆さん次第ではありますが、
この今回のブログが皆さんにとって
良い選択ができるキッカケとなると嬉しく思います。
固形石鹸と液体石鹸のメリットとデメリットを比較して、
自身やご家族のスキンケアのルーティンに合ったものを選んでください。
それぞれの特徴を理解することによって、
より最適な石鹸が選べますように!

固形石鹸の環境へのメリットや経済性、
また持ち運びの便利さを考慮し、反対に
使い勝手や保管方法に対するデメリットを理解することが大切だと思います。
自分の肌に合った石鹸を選ぶことは、
より快適なスキンケアを得ることことができる大きなポイントとなるのでは、
と思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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