待てば待つほど極上に!| 私の手作り石鹸が熟成期間6週間である秘密
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目次
はじめに
これは、2014年9月に投稿しているブログです。
実は多くの方にご覧いただいているようで、
「手作り石鹸の熟成期間」
などのワードで検索されているのかな?
と思います。
これから石鹸作りを始めようと思われている方や、既に作られている方、また作っていないけれど、
”どうして作って直ぐには使えないの?”
と疑問に思っている方に、ぜひ改めてご覧いただければと思い、リライトしました。
参考になれば嬉しく思います。
手作り石鹸の熟成期間とは?
手作り石鹸には
「熟成期間」
が必要です。
手作り石鹸のことをお話しすると、多くの方からビックリされるのがこの
「熟成期間が必要になる」
ということ。
”作って直ぐには使えない”
このことが一体、どんな意味を持つのでしょうか。
これは、単なる「待ち」の時間ではなく、言ってみれば、石鹸としての品質をより良くするための「大切な工程」だと言えると思っています。
手作り石鹸のレシピ本を見たり、ネットなどで作り方を調べると、多くの場合
「4週間(1ヶ月)熟成させる」
と記載されていることが多いです。
では、なぜこの
熟成
というものが必要なのでしょうか?
熟成期間の目的は主に3つあります
・石鹸の硬さを増す … 作りたての石鹸には水分が多く含まれています。
時間をかけて乾燥させることによって、しっかりとした硬さになり、長持ちする石鹸になります。
・未反応のアルカリを除去する … 石鹸作りには苛性ソーダ(アルカリ)を使用します。
時間の経過とともに、これが徐々に中和されていき、肌に優しい石鹸になります。
・泡立ちや使用感が向上する … 熟成させることで、泡立ちが良くなり、洗い心地がマイルドになります。
市販の石鹸との大きな違いは、この熟成のプロセスがあることです。
市販の石鹸はこれらを機械的に速めるための工程をしており、短期間で完成します。
一方、手作り石鹸は時間をかけてゆっくりと変化していくものです。
この違いが、使用感や肌への優しさに大きく影響してくるのです。
*****
ちなみに、これらの工程のことを専門用語では「鹸化(けんか)」と言います。
「鹸化(けんか)」とは、油脂とアルカリ(苛性ソーダ)が化学反応を起こすことにより、石鹸とグリセリンができることを指します。
簡単に言えば、「油が石鹸に変わる化学変化、化学反応」のことを指します。
鹸化の流れ
・油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加える。
・化学反応が起こり、油脂が分解されて石鹸とグリセリンが生成される。
・時間をかけて反応が進み、未反応のアルカリがなくなり、肌にやさしい石鹸が完成する。
この反応が完全に終わるには時間が必要となります。
そのための「熟成期間」なのです。
*****
私はなぜ6週間熟成させるのか?
一般的には作ってから4週間で使えるとされていますが、私は6週間熟成させることを皆さんにお願いしています。
販売しているカレンデュラソープ月可憐Tukikaren®も同じ期間にしていただいています。
その理由は
「より良い石鹸を届けたい」
という想いがあるからです。
6週間熟成のメリット
・さらに硬くなる … しっかり水分を飛ばすことで、溶け崩れしにくい石鹸になります。
手作り石鹸はどうしても市販の石鹸に比べると溶け崩れがしやすいです。
そこをカバーするためにも6週間としています。
・アルカリの除去をより確実にするため … 4週間でも問題なく使えますが、6週間熟成することで未反応のアルカリがより少なくなり、さらに肌に優しくなります。
また、私のレッスンに来られる方の多くは、敏感肌の方が多いこともあり、6週間としています。
・泡立ちや洗い心地が向上 … 熟成が進むほど、泡立ちがクリーミーになり、しっとりした洗い上がりになります。
「早く使いたい!」
という気持ちも理解できます。
でも、たった2週間の違いで、より使い心地の良い石鹸になると考えたら、少し待ってみたくなりませんか?
実は、6週間どころか、さらに長期間熟成させることで、よりマイルドで贅沢な使い心地に変化をしていきます。
ちなみに私は、6週間経って直ぐに使うことはありません。
より長く熟成させたものを使うのが好きなので、1年くらい経ったものを好んで使っています。
熟成期間が過ぎた手作り石鹸を使い始めるタイミングは自由ではありますが、私は
「念には念を入れて」
6週間を基本としています。
「早く使いたい!」気持ちとの向き合い方
熟成期間中は、石鹸を使うことはできません。
でも、その時間を「楽しむ」ことができます。
熟成期間を楽しむ方法
日々の変化を観察する … 色が少しずつ落ち着いてくる、香りが変化するなど、熟成の過程を楽しむ。
香りの変化を感じる … ハーブやエッセンシャルオイルの香りが熟成によってまろやかになることも。
手作り石鹸の知識を深める … 使い方や保管方法について学ぶ時間にあてる。
また、どうしてもすぐに使いたいという場合には、ホットプロセス製法(加熱して鹸化を早める方法)やMPソープ(溶かして固めるタイプの石鹸)という選択肢もあります。
ただし、これらは熱を加えないで作るコールドプロセス製法の石鹸とは違い、熟成期間の楽しみや自然でまろやかな泡立ちに違いがあるのかな、と個人的には感じます。
6週間熟成の石鹸を使った時の感動
実際に6週間熟成させた石鹸を使ってみると、その違いに驚かれるはず。
4週間 vs. 6週間の違い(私の個人的な見解デス)
熟成期間 |
硬さ |
泡立ち |
洗い心地 |
4週間 |
やや柔らかめ | 軽めの泡立ち | さっぱり |
6週間 |
しっかり硬い | クリーミーな泡 | しっとり滑らか |
特に、泡立ちのクリーミーさと洗い心地のやさしさは、6週間熟成した石鹸ならではと感じています。
生徒さんからも
「やっぱり6週間待ってよかった!」
という声を多くいただいています。
「待つ時間」も手作り石鹸の醍醐味です。
長く感じるかもしれませんが、その分、毎日眺めて楽しんで、愛おしく感じていただくと、使う時の感動もひとしおではないかな、と思います。
まとめ
手作り石鹸の熟成期間は4週間でも十分ですが、私はあえて6週間をおすすめしています。
その理由は
- 硬くて長持ちする石鹸になるから
- アルカリがより抜けて肌にやさしくなるから
- 泡立ちや使用感が良くなるから
手作り石鹸は、作るだけでなく「待つ時間」も楽しめるアイテムです。
ぜひ6週間の熟成期間を味わいながら、使う時の感動を楽しんでみてくださね!
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