私のココロに火をつけた学生
今週から専門学校の授業もスタートしました。
まずは、パーソナルカラリスト検定対策2級講座
こちらの授業は半年前までに3級クラスを受講した学生のみ選択授業で受けることができます。
よって、既に顔見知りの学生ばかり。
おまけに、3級から2級になり難しくなると感じるのか、受講する人数も少なくなります。
今回も人数は少ないですが、その分密度の濃い授業が出来そうです。
そんな中、女子学生の中に男子学生がひとり、参加しています。
この学生、3級受験の際、四苦八苦しました。。。(本人もギリギリのラインで合格でした。。。と自覚しています。)
クラスの名簿を見た瞬間、
”おぉっ!!”
と思いましたが、(内心、大丈夫かな?・・・と)担任の先生も同じように感じたらしく
”よろしくお願いします”
と念を押されました(笑)
3級クラスの時は人数も多かったのと、クラスメイトの学生たちの勢いに押され、大人しい印象でした。
しかし、この日は積極的に発言しています。
人間って不思議なもので、普段一緒にいるクラスメイトや友達と一緒の方が自分らしさを出せる人と、その逆のパターンの人もいるのだな・・・と。
彼の場合は後者のパターンのようです。
初日からいきなり練習問題のプリントを配布し、しっかりと勉強をさせる私も私ですが、都度、彼にはみんなの前で
「どう?覚えてた?出来た?」
など声をかけました。
以前なら、少しでも解けない問題があることが恥ずかしく、また大勢の前で自分を名指しされることが恥ずかしく感じてたように見えた態度が、この日は私から声をかけられることによって安心しているというか、逆にヤル気になっている様子に見えました。
案の定、授業が終わると私のところに来て
「先生、やっぱり今までのところ、忘れてる。ヤバいねー」
と頭をかきながら話しかけてきました。
「うん、でも少しずつ復習していったら大丈夫でしょ。また頑張ろうよ!」
と言うと
「俺、パーソナルカラーをもう少し使いこなせるようになりたいんだ」
と。。。
こんなこと言われると、ますます私のココロに火がつきます(笑)
「だったらさぁ、毎回の授業でどうやったら将来仕事に活かしていけるのかな?という視点を持って受けると、ただテキストを覚えなくてはならない、という気持ちとは違って覚えやすくなると思うな。例えばね・・・」
とこの日、授業で話したことを例にとって話をしました。すると
「うん、頑張るので、よろしくお願いします!」
と。
・・・きっとね、
「近藤先生なら何とかしてくれる!」
そんな風に思って授業を受けてくれたのではないかな、と思います。(そう勝手に思っておきます 笑)
授業をしながら、どのように彼を合格させられるラインまでに引き上げるか!・・・そればかり考えていました。
帰りがけ、彼と話をしたことによって、人数が少なく、密度の濃い授業が出来る分、どうやったら将来それぞれの仕事に活かしていくことが出来るのか?という点を今までよりも意識して授業を行っていこうと思ったのです。
しいては、それは他の学生にもプラスになることでしょうし。
半年間と言う短い限られた時間ではありますが、クラスの雰囲気は学生たちだけで作るものでもなく、講師の私も一緒になって作っていくものだと考えています。
私のさじ加減で、学生はヤル気にもなるし、その逆にもなりえます。
”検定対策講座” だけに ”試験合格” をさせることがまず持っての目標ですが、私の授業を受けて良かった、と感じてもらえるようにもしないと。
また、忙しい日々がやってきますが、このように学生たちとコミュニケーションが計れることは幸せなことだと感じています。