関西植物療法研究会~村上志緒先生の月桃についての勉強会~
関西植物療法研究会、という会にお誘いいただき、先月から著名な先生方の講義を受けさせていただいています。
今月は村上志緒先生の「月桃」について。
(ちなみに、先月は林真一郎先生の講義でした)
月桃(ゲットウ)
一度、ハーブや芳香蒸留水を取り寄せて、石けんを作ったことがあります。
今までお披露目していなかったけど(笑)
とっても使い心地が良かった♪
とはいえ、なかなか値の張る基材(材料)です。
自分で気になっていたから使ったけれど、もっと良さを理解して取り入れてみたいし、他にも有効な使い方を知りたい!とずーーーっと以前から思っていました。
村上先生は、もう長年、月桃について研究をされていらっしゃいます。
沖縄だけでなく、フィジーにも何度も足を運ばれ、現地の方と関わって研究を続けていらっしゃいます。
楽しみにしていたこの日。
月桃についてのお話はとても奥深いものでした。
スライドで見せていただいた月桃の花。
品種によって花のつき方が違うこと。
植物学の観点から見ると、学名が違うものがあるということ。
それぞれに効果効能が見られるので、月桃について記載されている内容ひとつで納得するのではなく、よく調べること。
そして、データーのみで判断するのではなく、なぜこの植物が生息しているのか、私たち人間とどう向き合って付き合い、受け止めていくのか。
まるで月桃というより、植物全体を見る「目」を改めて教えていただいたようでした。
日本ではシマゲットウとダイトウゲットウが有名だそう。
とはいえ、同属で交雑しやすい特徴があるそうです。
(これも植物が生き残っていく手段ですね)
面白かったのが、月桃は抗不安作用や賦活作用に優れているということで、マウスを使った実験をしたときのお話。
マウスに月桃の香りを吸入させ、実験用に作った高架式の十字型迷路(壁のある部分とない部分が混在している)の中での行動を観察。
マウスは壁伝いに行動する習性があるようで(部屋の真ん中を堂々と動くことはないそうです)
月桃の香りを十分に吸入したマウスは、壁のない平均台のような迷路を悠然と行動し、その場所での滞在時間が増加したそう。
壁がないと安心できない習性のマウスに対して、抗不安作用をもつことが見られた、という実験。
私たちでも、何か不安があるとか、気持ちが落ち着かない、というときなど、月桃の香りを吸入すると良いそうです。
気持ちを落ち着かせる、というより元気にさせてくれる、という方向に導いてくれるそうです。
最近では、トリートメントなどで、更年期外来などで取り入れられているそうです。
この日、村上先生のところのTOTOLAB(トトラボ)の大東月桃の精油と、グリーンフラスコの月桃のハーブティーを購入。
お茶として飲むのも良くて(香りも一緒に吸入するので)、その他スキンケアにも活用できる素晴らしい植物であることがよく理解できました。
今朝早速、家にあった月桃を仕込む♪
さて、何に変身するかな? お楽しみに!!
そのうち、スペシャルなものとしてお披露目できるようにしたいと思います♪