大変だけど、私の中でやめられない仕事
基本、好きなことを自分の仕事にしていますが、その時その時によって場所も違えば、クライアントさんも変わってきます。
その中でも、大変だけどやめられない仕事があります。
それは、専門学校での講師業。
ハタチ前後の若い学生を相手に授業をするのは、本当はものすごくエネルギーが要ります。
当たり前のことですが、私は年を取っていきますが、学生たちの顔触れは変わっても年齢は変わらない。
年齢差はどんどん広がるばかりです(苦笑)
若い学生たちに関わることで、エネルギーをもらえるというのも確かですが、ここでの仕事というのは、毎回自分を試されているという思いでいます。
他のお仕事とは違う面があるのが、この専門学校でのお仕事ではないかな、と思っています。
というのも、大抵私のお仕事は、私に興味を持っていただいた方であったり、私が提供している内容に興味を持っていただいた方との関わりが多くなります。
ですので、最初から
「ヤル気」とか「期待」とかいうモチベーションがあった上で、楽しみにして来ていただくことが多くなります。
そのような状況の中で、私も皆さんに満足いただける内容にしようという思いで、講座や授業を行っています。
でも、専門学校ではそうはいきません。
「カラー?」「パーソナルカラー?」「検定?」「勉強?」
など、最初は興味があっても、学校という団体の中でのことなので、合格率を求められたり、成績をつけなければならなかったり、「楽しくて」「良いこと」ばかりに目を向けている訳にはいかないのです。
また、学生たちとコミュニケーションも取っていくわけですが、ここでは私に興味を持ってもらわなくとも、授業内容には興味や期待を持たせなければなりません。
ここが、大人相手に仕事をするのとは訳が違う。。。
今年度は授業スケジュールがイレギュラーで、今月いっぱいまで授業があります。
夏休みも短く、お盆が空けたら夏休み明けの授業がスタートします。
4月に入学し、学校生活に慣れない環境の中スパルタ教育を叩き込まれ(笑)学生も私たち講師も夏休みでリフレッシュするのを楽しみにしているのですが、今年はそうもいきません。
まだまだ先が長い。。。
いかにしてヤル気を削がず、毎回授業を受けさせるか。
顔触れが変われば、またクラスが変われば、対応の仕方も違ってくるのです。
先週も、とにかく一番真ん前の席で、堂々と居眠りしている学生に痺れを切らし、ガツン!!とカミナリを落としました。
私も言ったら言ったで、スッキリするというよりその後その学生がどういうモチベーションで授業を受けるのかが気になる。
(まぁ、私のカミナリ、かなりの恐ろしさがありますが(苦笑)それもすべて学生たちを思ってのこと)
で、不思議なことにカミナリを落とした後、学生たちの様子が変わります。
多分、今まで私が受け持った学生や先生たちから聞くんじゃないかな。。。
「近藤先生怒らすって、よっぽどだよ」
って(笑)
昨日も、カミナリを落とした学生は真剣に勉強していたし、私のほうを見て、アイコンタクト取ってくる(笑)
・・・可愛いデス。
そしてどの授業も課題を提出させるのですが、その評価にしばらくの間、時間を取られます。
評価するって、学生の就職活動に何らか影響があるだろうし、学校側からの評価も大きく変わります。
単純に「成績の良い学生」「そうでない学生」
みたいな見方になったり。。。
また、提出物を見るとき、ちゃんと出来ているかどうかももちろん見ますが、自分が教えたことが伝わっているのかも感じ取ることができます。
だから、毎回試されているな、って感じるのです。
大変だけど、恵まれた環境ばかりで仕事をしていても自分のためにはならない、と思っています。
悠々自適に、楽しさだけで仕事をするのは、まだ先で良いかな、とも思っています。
だから、年は取っていくけど、まだまだ頑張らねば!!(笑)
若い学生たちから刺激もらわなくちゃ(笑)
って思うのです。
とはいえ、ホント例年ならあと1週間もすれば、夏休み!(わ~い!!)
という気分なのに、今年は全く違います。
一気に気温も上昇し、体力も要りますが、暑さにもそして若いエネルギーにも負けないよう、まだまだ頑張りたいと思います♪