【2023年版】手作り石けんの保管方法について
このタイトルについては、おそらく手作り石けんを作られている方にとっては、とても悩ましいテーマのひとつ、ではないかな、と思います。
私のブログの中でも実は、1,2を競うくらい、多くの方に見ていただいている記事だったりもしています。
私の生徒さんだけでなはく、全国で石けん作りをされている方からの検索も多いようです。
そして、今年は梅雨の蒸し蒸しとした時期が過ぎてから、早い段階から猛暑!&酷暑!!の毎日が続いています。
2023年8月、改めてリライトしてみました。
もし良かったら参考にしていただければと思います。
目次 |
1.レッスンで作った石けんに適した保管方法とは? |
1.桐の箱の活用 |
2.キッカケは自分の身近なところからの気づき |
3.生徒さんからの質問 |
4.手作り石けんは呼吸をしている(私の見解と回答) |
目次
レッスンで作った石けんに適した保管方法とは?
桐の箱の活用
毎年のことですが、梅雨の時季は蒸し蒸しとした毎日が続きます。
という私も、今年はストックの石けんを何度も何度も手で触り、また目で見てチェックをしていました。
だいぶ汗をかいている石けんも多かったです。
石けんが汗をかく!?
手作り石けんは、油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が反応することにより、石けんとグリセリンができます。
苛性ソーダの量を減らすことにより、石けんになった時に油脂の中に含まれる脂肪酸が残ることになるわけですが、湿気が多い時季にはこの脂肪酸が石けん表面からじわじわ~とにじみ出てくることがあります。
このことを「石けんが汗をかく」という表現をしたりします。
・・・前触れはさておき。。。
~桐の箱~
どうして今までこれに気がつかなかったのか。。。
キッカケは自分の身近なところからの気づき
過去に、こんな風に(こんな感じでプレゼントされたら嬉しく思う方、多いかな?って)写真を撮って遊んでいたことがありました 笑
ふと、この箱に入れた石けんの状態が他と違う、ということに気づきました。
上記の写真を撮ったあとは、この桐の箱の中にはキッチンソープをストックしていたのですが、いつものスキンケアのソープとは違うレシピとは言え、
この時季にしては、さらさらしている。。。(ベトついていない)
ちなみに、私のキッチンソープのレシピは、通常のスキンケアソープと比べて、脂肪酸の残る割合を少なくしています。
(通常のスキンケアソープと比べて、ベタベタしにくい、ということです)
ちょうど同じ頃、何気なくネットサーフィンをしていた時に見つけた、カルトナージュされたきれいな桐の箱。
大切なカメラを収納されている画像でした。
(画像は、無料サイトからお借りしました)
あ!
あ!
あ!
過去に、カメラやレンズを収納するのに専用のボックスがあったほうが良いかな、と思って一応検索をしていました。。。
(その時は「桐の箱」ではなく、「カメラの保存ケース」で検索)
でも、どれも決しておしゃれではないのと、大きさが小さいか大きいかでカメラを収納するには極端でピン!と来ず。
その、カルトナージュされたきれいな桐の箱から、
⇒ 昔のお茶屋さんにあった大きな茶箱でも可能だよね!
という自分の中の答えにたどり着きました(笑)
桐の箱や茶箱が、昔から重宝されていることをこの年齢になって改めて知ることとなり。。。
桐のタンスって、大切な着物を収納するために昔から重宝されているものですよね。
そして、近所のお茶屋さんのご主人に(一応、ちょくちょく行くので見ず知らずでもない)
「空の茶箱ありませんか?」
とマジで聞こうと思っていた 笑
(実際には、聞く勇気がなくて聞けていません。。。)
・・・でも、
家に、いただいた高級カステラが入っていた大きめの桐の箱があることに気づく!!
(屋根裏に鎮座しておりました)
それからは、写真にあるように今治タオルが入っていたであろう、桐の箱を2箱調達。
これで、私のストックのソープを保管するには大丈夫です。
私が今頃気づくくらいなので、もう既にご存知の方も多いかとは思いますが
ご家庭のストック量に合わせて、ぜひ手作り石けんの保管には桐の箱を使ってみてはいかがですか?
ちなみに、私が調達した今治タオルが入っていたであろう空の桐の箱は
・・・メルカリ!!
で見つけました。(ご参考までに!)
生徒さんからの質問
ちょうど昨日、いつもレッスンに参加いただいている生徒さんたちから石けんの状態についてご質問をいただいたので、シェアさせていただきたいと思います。
(過去にこのブログをアップして以来、ウチに来られる生徒さんは桐の箱を活用している方が多いです)
①ご相談です。
桐箱に保存している
珊瑚と柚子ソープは、
何か今までとは違い、オイル臭がするような、、、
杏仁とカレンデュラは良い香りなのですが。
オイル変更してからだと思うのですが、
先生は香りどうですか?
②こんばんは
毎日暑いですね お元気ですか?
今日お昼、〇〇さんから石鹸の香りについて聞かれました。
今年は梅雨時から暑かったせいか、私も何となく感じてました。
同じ部屋で同じように桐箱保管していて汗はかいていないです。
杏仁、カレンデュラ、酒粕、キッチンソープなどは大丈夫なのですが
3色クレイソープ以降の新しいものが…のような気がします
違いがあるのはなぜでしょうね?
一応ご報告でした
手作り石けんは呼吸をしている(私の見解と回答)
①石けんのにおいについてのご質問ありがとうございます。
今年はこれまでにない、猛暑が続き、石けんも汗をかきやすい状態だと思います。
桐の箱の中でも完璧とはいかないこともあるかと思います。
柚子ソープは柚子ペーストも入っているので、保存状態によっては酸化が進みやすいかも、知れません。
オイルの変更は、パームオイルとパームカーネルオイルが主なので、酸化しにくいオイルではあるので、影響はないかと。。。
私はこまめに桐の箱をチェックして、汗をかいていたらキッチンペーパーなどでふきとっています。
オイル臭が気になる場合は、手洗い用や台所用などに使ってください。
一度、今度レッスンにお越しいただく時に、そのオイル臭のあるソープ、持ってきてみせてください。
まだ暑い日が続くようなので、苛性ソーダの量や精油の量も考えなおしてみます!
②手作りソープも呼吸をしているので、クレイソープ以降の新しいものは、それ以前のものに比べると、今現在も活発に呼吸をしている、ということもあると思います。
手作り石けんが呼吸をしている
???
って思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、手作り石けんは気温や湿度にかかわらず、作っていただいた後の熟成期間が過ぎた後も、少なからず熟成が進んでいます。
熟成=呼吸をしている
つまり、
活きている!証。
私の見解としては、
手作り石けんは活きています。
特に今の時季はいつも以上に丁寧に扱ってあげてください(*^-^*)
また、冷蔵庫に余裕があれば、暑い時季だけでも思い切って冷蔵庫で保管するのも手だと思います。
そして、活きている石けんを使えることに価値を感じていただけるとより嬉しく思います。
以下のブログも、過去にアップしたものになりますが、こちらも多くの方にご覧いただいている記事になります。
良かったら参考にしてみてくださいね!