8つの和ハーブ物語ー忘れられた日本の宝物ー
”和ハーブ”
という言葉に思わず惹かれて取り寄せて読んでみました。
この本を読むと、日本には昔から素晴らしいハーブが存在しているのだと気付かされます。
また、昔の人はそのハーブをどんな時にどのように取り扱うのか誰に教わるのでもなく、自然と普段の生活に取り入れてきています。
・・・これはもう、本能としか言いようがない・・・そう思います。
この本は、タイトルにある通り、8つの物語から構成されています。
・香
・酒
・浴
・紙
・茶
・粧
・食
・薬
どれも興味深い内容ばかり。
「浴」は文字通りお風呂に関すること。
昔から言い伝えられていることや、この本を読んで初めて知る歴史上の人物のお話など。
現代では、入浴=リラックス みたいな感じがありますけど、奥が深いな、と。
「粧」はお化粧のお話。
黒・赤・白
この3色が化粧を施すようになった時に使われていた3色。
ひとつひとつの色に歴史があり、その中で使われてきた和ハーブが当然記載されています。
現代に生活する私たちは、日本人でありながら(日本人だからこそ?)海外のものに目がいったり取り入れてみたり、またそれをブームとしたりしている傾向があります。
でも、四季がある日本の土地に住んでいるというのは、もともとその気候風土に合った身体をしている・・・わけで。
海の向こうの土地のものを取り入れるより、自国のもので賄える体質でもある・・・とも言えます。
そのようなこともこの本には書かれていますよ。
日本という国の良さを改めて知ることが出来る一冊になるかと思います。
興味ある方はお手に取ってみてくださいね!