石鹸はただの洗剤じゃない!|5000年の歴史が証明する本当の価値①
2月1日からメールマガジンを始めました。
・手作り石鹸のこと
・カレンデュラソープ月可憐Tukikaren®のこと
・スキンケアのこと
などを
このブログとはまた違った角度から
定期的に発信していきます。
ぜひ
メルマガ登録をしていただけると
嬉しいです!
⇩⇩⇩
目次
はじめに
9年程前にさらっと投稿していた内容なのですが、今回さらに色々と調べリライトしました。
ぜひ、目を通していただけると嬉しいです。
ブログを書きながら改めて石鹸のこと、私自身も見直した次第です。
また、内容が長くなりそうなので①と②に分けて投稿していきます。
ぜひ、合わせてご覧くださいね!
石鹸の起源と歴史~人類最古のスキンケアアイテム~
私たちが日常的に使っている石鹸は、実は約5000年前にはすでに存在しており、
重宝されてきたという歴史があります。
その石鹸の歴史を紐解いていくと、私たちが普段あまり何も考えずに使っていることがよくわかります 笑
それと同時に、長い年月をかけて進化をしてきたこともとてもよくわかります。
ぜひ、このブログをきっかけにして、石鹸のことについて知っていただけると嬉しく思います。
石鹸の発見と最初の作り方
石鹸がどのように生まれたのかには諸説ありますが、最も古い記録の一つとして、
メソポタミア文明(紀元前3000年頃)の粘土板に
「動物の脂肪と木の灰を混ぜて作られた物質」
と記述された形跡があるようです。
これが、石鹸の原型と考えられています。
当時の人々は、狩猟で得た獣を火で焼くと脂肪が落ち、木灰(きばい)と混ざり合うことで、
泡立つ物質が生まれることを発見しています。
それが石鹸の始まりだといわれています。
木灰(きばい)にはアルカリ成分(炭酸カリウムや炭酸ナトリウム)が含まれており、
それが油脂と反応することで石鹸ができるのです。
また、
木灰(きばい)から抽出される「灰汁(あく)」は、アルカリの濃度が高く、
油脂と混ざることで、汚れを落とす効果があるのです。
この仕組みは、今私が作っているコールドプロセス製法にも通じるのですが、
石鹸の基本的な製法は、実は5000年もの間、ほとんど変わっていないのが現状なのです。
古代の人々と当時の石鹸の使われ方
当時の石鹸は、主に衣類の洗浄や薬として使われていたようです。
肌を清潔に保つことが病気を防ぐ、という概念がまだ確立されていないのにもかかわらず、
昔の人々は石鹸を香油と混ぜ、美容や医療目的で使用していたという記録があるようです。
昔の人々の「本能的な勘」がそのような行動に繋がったのだと思います。
古代エジプト・ローマ時代の石鹸文化
古代エジプトでは、美と清潔を重んじる文化が発展しており、
クレオパトラの時代には
「オイルとアルカリを組み合わせた洗浄剤」
が使われていた、という記録があるようです。
オイルを使った石鹸は、富裕層の美容アイテムだったともいわれているのです。
そして、ローマ帝国では
「サポー(Sapo)」
という石鹸の存在が記録に残っています。
これは、ローマの女性達が、羊の脂肪と灰を混ぜて作ったもので髪や肌の洗浄をし、
同じくローマの公衆浴場(テルマエ)では、石鹸を使った身体の洗浄が行われるようになり
「石鹸=清潔の象徴」
という概念が普及していったのです。
*テルマエ・ロマエの映画を見ると、当時の様子がわかりますよ!
このように、石鹸は古代文明の中で進化を遂げ、
人々の生活に欠かせないものとなっていったのです。
そして今、私たちが手作り石鹸として使っているものも、
実は古代の知恵を受け継ぎながら進化したものなのです。
昔ながらの石鹸と現代の石鹸の違い
石鹸の歴史をたどっていくと、その作り方は驚くほどシンプルです。
昔ながらの石鹸は
「油脂+アルカリ」
というたった2つの要素で作られていました。
動物や植物の油脂に、木灰(きばい)などのアルカリを加えて反応させることによって石鹸ができます。
この方法は長い間に渡って、各地で受け継がれてきました。
しかし、
産業革命を経て石鹸が大量生産されるようになると、
より安価で泡立ちの良い製品が求められるようになり、
合成界面活性剤を含む洗浄剤が登場したのです。
その頃から私たちの周りの石鹸という存在が大きく変わっていったのです。
産業革命の中で石鹸が変わっていった
産業革命(18~19世紀)以降、石鹸の需要が増加し、
製造コストを重視するために、化学的に合成された界面活性剤が使われるようになりました。
石油由来の合成成分を使えば、
より安価で大量生産が可能となります。
また、
泡立ちをよくする、香りを長持ちさせる、使用感を滑らかにするなどの目的で
様々な化学成分が添加されるようになりました。
その結果、
現在の市販のボディソープや洗顔料の多くは「石鹸」と呼んでいても、
実際には合成界面活性剤を主成分とする洗浄剤であることがほとんどなのです。
合成界面活性剤が皮膚に与える影響
合成界面活性剤は、汚れを落とす力が強いため、
肌に必要な皮脂が過剰に奪われてしまう、という特徴があります。
これにより、次のような影響が出やすくなります。
・皮膚のバリア機能が低下する・・・本来、肌は適度な皮脂によって守られていますが、合成界面活性剤によってその皮脂が奪われると、外部の刺激に弱くなり、乾燥や肌荒れの原因に繋がる。
・乾燥を招く・・・必要な油分が失われることで、肌がカサついたり、つっぱったりすることが多々ある。
・肌トラブルの原因になる・・・ 敏感肌の人にとっては、強い洗浄力が刺激となり、かゆみや赤みが出ることもある。
多くの市販の洗顔料やボディソープには、
例えば「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」などの成分が含まれていますが、
これらは特に洗浄力が強く、肌への刺激が強いといわれています。
私の手作り石鹸は昔ながらの製法で作っています
私は昔ながらの
「油脂+アルカリ」
というシンプルな方法で石鹸を作っています。
これは合成成分を一切使わず、自然の力だけで汚れを落とし、肌を守る、
という考え方に繋がっています。
手作り石鹸には、保湿成分である天然のグリセリンが自然に含まれています。
市販の石鹸では、このグリセリンが取り除かれてしまうことが多いのですが、
手作り石鹸はそのまま残るため、洗い上がりがしっとりするのが特徴です。
また、
私が作る石鹸は、余計な香料や防腐剤などを加えず、
肌に優しい素材のみを厳選して使用しています。
そのため、
使うほどに肌が健やかになり、トラブルの少ない状態へと変化をしていくのです。
合成洗浄剤に慣れてしまっている方は、手作り石鹸を使い始めることに対して、
使いづらさや泡立ちの少なさに物足りなさを感じることがあるかも知れません。
今の時代の便利な製品も良いのですが、肌を本当に健康に保つためには、
昔ながらのシンプルな石鹸の良さを感じることも大切なのではないかと
個人的には感じます。
・・・・・
ということで
続きは②のブログになります。
今現在募集中のレッスン
・プレミアムコース ★
LINE公式アカウントにご登録いただくと
いち早く、お得な情報をお届けします♪
お友達登録をしていただくと登録特典として、
私がおすすめする
「素肌・色・アロマ&ハーブ」のお役立ち情報3点を
PDFファイルにてプレゼントさせていただきます。
「お友だち追加」は以下から♪
⇩⇩⇩