メルカントゥール産 標高別ラベンダー精油
アロマテラピーで使用する精油でポピュラーなもの、というと大概、ラベンダーと答える方が多いのではないでしょうか。
ラベンダー精油には、自律神経のバランスを整え、リラックス効果が期待できると言われています。
安眠効果があるということでご存知の方も多いのではないでしょうか。
お休み前にもおすすめです。
また、鎮痛作用があり、頭痛や筋肉痛、胃痛、月経痛などの体のあらゆる痛みを緩和する効果が期待できます。
免疫力強化や感染症などの予防にも役立ちます。
・・・と、ざっと挙げただけでもラベンダーに期待できる効果効能は大きいものです。
とはいえ、ポピュラーであることと、万人が好きかどうかは別のようで、意外にもラベンダーの香りが好きではない、と言われることが多かったりもするものです。
でも先程にも挙げたように、ラベンダー精油の中には他にもまだ知られていない有効な成分がたくさん詰まっているのです。
私は特にラベンダー精油に関しては、様々なメーカーさんのものを手に取り香りを嗅いで鼻で特徴を記憶させています。
そして、生徒さんたちにも
「もし、目の前にあるラベンダーの香りが好きでなくても、それで”ラベンダー嫌い”という感覚を覚えるのではなく、その他色々なメーカーさんのラベンダーの香りを嗅いで、自分のお気に入りのものを見つけると良いよ」
と伝えています。
この標高別ラベンダー精油は、前原ドミニック先生のアロマフランスで限定販売されたものです。
フランス・アルプ=オート=プロヴァンスとアルプ=マリティームの両県にまたがって広がる、メルカントゥール国立公園に隣接する生産者の方がメルカントゥール国立公園の1200mから1800mの標高の間で収穫した野生のラベンダー精油。
同じ場所でありながら、標高によって香りが違うのかな?
なんて、手元に届く前からワクワク、ドキドキしていました。
気持ちを落ち着かせてよぉ~く香りを嗅いでみると、微妙に香りに違いが感じられます。
私は日によって好きな標高が違ったりします。
標高別のクロマトグラフィー(分析表)もあるのですが、それぞれ微妙に差があったりするようです。
香りは嗅覚と脳で感じるものです。
今の世の中、頭であれこれと考えることが先に立ち、余計な気疲れをする方も多いのではないでしょうか。
香りは私たちの五感のなかで、唯一、本能が働く場所です。
ラベンダーの香りが好きだからどう、嫌いだからどう、とかいう丸かバツか、というような判断ではなく、香りを嗅ぐことによって感じる心の内に耳を傾ける。
それはひとそれぞれ。
誰かに言われるものでもないかと思います。
その人が感じる感じ方で構わない。
それが可能なのが香り(精油)の良い所だと私は思っています。
もし、精油の詳しい使い方を知らなくても、香りを拡散させる芳香浴だけでも十分です。
まずは香りに触れることから。
精油の瓶の蓋を空け、香りを感じること。
ぜひ、はじめてみてください。
そして、特にラベンダー精油は自分のお気に入りのものを見つけていただきたい、と思います。