お肌が乾燥するのはなぜ?~今朝の新聞記事から~
今朝の中日新聞のこの記事を見て、ビックリ(@_@)
アトピー用の保湿薬を化粧品代わりとして皮膚科に求めている女性が多いのだとか。
「ヒルロイド」という保湿薬が肌を潤す、ということのようです。
本来のアトピー性皮膚炎の治療の一環として、必要な人が必要な部位に使用するのではなく、肌が乾燥するからといって、化粧品代わりに利用したり、「3万円もする高級美容乳液より効果が期待できる」「お得な美容乳液」なんてことがSNS上で拡散されりしたそうで、それを見た多くの女性たちが皮膚科に処方箋をもらいにいっているそうです。
新聞には
「モラルの低下」
なんて言葉が記載されていましたが、健康保険が効く場合、本人負担分はわずかなので、確かに高価な化粧品を買うよりお得です。
ましてや、それでお肌が潤う、ということであれば。
でも、そもそもなぜ自分の肌が乾燥しているのかしら?
そこに目を向けたことはありますか?
処方箋をもらって受け取る、というのはあくまでも医薬品、お薬です。
お肌をケアするためのものではありません。
(化粧品ではない、ってことです)
そのお薬を使うと、お肌が潤うのかも知れないけれど、きっとそれは永遠にそのお薬を使い続けないといけない状態になる、ってことです。
そうではなく、今自分のお肌が乾燥している、水分不足である状況はどうして?
そこに目を向けないといけないと思うのです。
美しいお肌は一日や二日で手に入りません。
そもそも肌のサイクルは28日周期(・・・若い人はね)と言われています。
新聞の記事には、治療以外でのこうした処方は薬剤費を押し上げ、税金や保険料で賄う医療財政を圧迫。
と書かれています。
もちろん、このことも大きな問題です。
中には、箱単位で処方箋をもらうケースも出てきているのだとか。。。
保湿って、外側からのケアだけでなく、私たちの身体の内側からのケアも大事ですし、そもそも普段のスキンケアが正しくない、ということが多いのでは、と思います。
私のレッスンに来てくださるかたや多くの生徒さんたちからは、お肌のトラブルが改善されてきた、という声をよく耳にします。
手作りソープを使っているから。
チンキを作って手作り化粧水を使っているから。
ふわふわクリームを使っているから。
最近私がおすすめのバオバブオイルを使っているから。
決して、これらを使っているだけではお肌トラブルは解消されません。
どうして使うの?
お肌のしくみって何?
普段のスキンケアってどう?
そんなところを振り返ってもらいつつ、取り入れていただいているからこそ、トラブルが改善されていくのです。
女性の皆さん(このお薬の処方箋をもらいにいくのは女性が圧倒的に多い)
いま一度、自分のお肌の状態を冷静に見つめてみませんか?
決して、この記事にあるように、「医薬品」で美肌は手に入りませんよ!