「好き」だけでは通用しない仕事だけど、学生たちの存在はとても大きい
自分の仕事は好きですけどね。
社会人の方を相手に仕事をするのとは違い、学生が相手となると、考えることや準備をすることが普段の何倍も増えるような気がしています。
6月に入り、おそらく今年度、一番多くの授業数を抱えている一か月間のような気がします。
今週は週明け月曜日に急遽、京都までパーソナルカラーのプレゼンに出かけることとなり、バタバタとした中、一週間がスタートしました。
火曜日からは、名古屋医専の歯科衛生学科のアロマテラピーとカラーについての特別講義がスタートしました。
今週と来週はアロマテラピーについての内容と実習です。
精油を使っての授業は、最初のうちは興味なさそうに見受けられた学生にも徐々に変化が見られ、口数も多くなってくるし、色々と感想も出てくるし、香りは立派なコミュニケーションツールだということがわかる場面でもありましたよ。
天然の香り(精油)を使ったクラフト作りは、完成したものを手にしてどの学生もニコニコしているし、作ったクラフトを持ち帰る用に配布したジップロックのビニール袋に、器用にもイラストを描いてウキウキ感を出している学生もいて可愛らしかったです。
来週もアロマテラピーについて触れ、翌週からはカラーの講義に入ります。
医療系の学生は、身だしなみが厳しくて色に対する興味を持つことも少ないのかな、と思っていたのですが、ところが!
髪の色を現場での実習があるたびに黒染めにし、普段は色々な色を楽しんでいる様子。
最後にチラッと
「髪の色。。。」
と言った途端、みんなの目がキラッ!としたのがわかりました。
どんな反応があるのか、楽しみです♪
そして相変わらず、80名超のクラスの授業には普段以上のエネルギーが要りますが、不思議なものでその感覚にも慣れてきたというか。
もちろん、授業が終わるとヘロヘロですけどね(笑)
そして、私の今のネック(・・・と言っても「悩み」という訳ではありません)は、今年度から開校した大学の授業。
何かと準備が大変で、毎回自転車操業的な準備の仕方になるのが自分でも落ち着かず、、、
でも、どうしてもそうならざるを得ない状況なのに、それに慣れない自分がいる。
大学生といっても専門学校生と同じ「学生」であることには変わりはなく。
様々な思いが出ては消え、出ては消え、の繰り返し。
それでも、学生たちも私に慣れてきているのか少しずつ、色々な質問を受けるようになったりしています。
限られた時間数の中とはいえ、色彩全般について触れるとなると、どうしても触れなければならない内容も含まれます。
「世の中、楽しいことばかりではないんだよ。。。」
と心の中で思いますが、悲しいかな、、、ガッツリ色彩学となると頭が下になる。。。(困ったものだ)
大人の自分なら、この内容が今後のあの場面で繋がる。
と思っても、若い学生たちにはそれを例として挙げたとしても、実感がわかないのが現実で、それもわからないでもない!
(私だって学生の時は同じだったから)
でも、私は無駄なことには時間は割きたくないと思っているので、今後の学生たちのことを考えて授業内容を取捨選択しています。
(・・・私のさじ加減でそれができるところも有難いといえば有難い)
だから、
「私が話すことはその中でも特に大事なところだから、聞いて!!」
・・・と声を大にして言いたい(笑)
授業も後半に入り、何とか「色彩を学んでよかった」と思えるようにしたいと日々、あれこれ思いを巡らせています。
このような経験が私にとっては大きな財産となっていて、先に述べた京都でのプレゼンは(大企業です)ひょいひょいとこなすことができるのですよ。
どこで何が活かされるのかはわからないし、活かすのも活かさないのも自分次第。
まだまだ落ち着かない日々が続きますが、体調管理には気をつけてこの1ヶ月、乗り切りたいと思っています。