色もアロマも立派なコミュニケーションツールです!
今週から、歯科衛生士を目指している学生さんたちに色とアロマの特別講義を行っています。
昨年から担当させていただき、今年で2年目となります。
普段の勉強とは違いリラクゼーションも含んだ内容になるのですが、この日から直ぐに取り入れてもらえることばかりです。
とはいえ、最初は講師である私に対して警戒している様子が手に取るようにわかります。
初日のアロマの時間は特に、そうです。
「アロマテラピー、知らない」
っていう学生がほとんどでした。
・・・「だから何なの?」
って表情をみんなしていましたものね(笑)
用意して行った香りを教室中に香らせ、また実際に手に取って鼻に近づけてもらい、少しずつ少しずつ学生たちとの距離を縮めていきます。
徐々に、私に対しての警戒心もなくなってくると、少しずつ質問が出てきます。
まだ用心しないといけないコロナウィルスに対しての話などと絡めたり、気になる美容に関する内容と絡めたりすると、
「あれれ!?普段から取り入れることができるのね」
と感じてもらえるようです。
用意して行った精油をムエットに垂らし、それぞれがお気に入りの香りを制作。
鼻に近づけては様々な感想を口にしていました。
また、大事そうにペーパーに包んでカバンの中にしまっている様子は可愛らしくもありました。
化粧水を作ってもらい、手につけては
「しっとりする!」
と言ってニコニコしています。
なぜか、それぞれに持ち帰り用として渡したジップロックの袋にマジックでイラストを描きだす。。。
(昨年も同じようなことをしていたぞ)
カラーの授業では、パーソナルカラーについて触れていきました。
「イエベ・ブルべ」ってよく聞くけれど、それ以上のことは知らないし、診断してもらおうとするとお金かかるよね。
という声もありました。
じっくりと時間をかけては難しいけれど、短時間で全員のパーソナルカラー診断をすると伝えると、眼がキラキラとしていて、当日はみんな「ノーメイク」!!(・・・決して、強制はしませんでした)
もう、可愛らしいったらありゃしない 笑
次回は、髪の色について説明するからね。
というと、みんな興味深々。
普段は明るい色や好きな色の髪色をしているようですが、歯科医院実習の前にはみんな黒髪にしないといけないらしい。。。
でもね、「黒髪」って言うけれど、ただ単に「黒」を選べば良いってものでもなくて、ちゃんと身だしなみの範囲で許される髪色ってあるんだから。。。
というと、全員が驚いた表情をしています。
知らないって勿体ないことだと思うし、知ったら知ったで、上手に活かしていけるコツをつかめば良いと思います。
実習先だって、そして社会人になってからだって「真っ黒!な髪」がベストではないと思いますからね。
「その人らしさ」が大切だと思います。
普段の専門学校での授業でも同じような内容について触れていますが、どうしても受験対策講座がメインであるがゆえに、「勉強しなければならない!」という意識が学生たちには働くようです。
でも、この歯科衛生士を目指している学生たちに対しての特別講義は、あくまでも「お楽しみ」的要素が大きいです。
教える側としては、いかに楽しんでもらえるか、ということに重きをおいています。
・・・が、学生たちの気持ちを盛り上げていくというのは結構なエネルギーが必要となります。
果たしてどう感じているのかな?
と思うのですが、この日は講義が終わってから、まだ私は夜間の通常の授業が控えていたので、早めに晩ご飯を食べに外に出ました。
学校へ戻る途中、学校近くの名古屋駅の地下街はサラリーマンの人たちの帰宅時間と重なり、かなりの人でいっぱいでした。
そんな中、
「あれ!?先生!!」
という声がいくつか聞こえてくる。。。
声のする方を見ると先程の歯科衛生士学科の学生たちがこっちを見て笑っている。
手を振ると
「さようなら!!」
とにこやかに挨拶をしてくれました。
うん、うん、
もうこれで色もアロマも立派なコミュニケーションツールになったよね、という証拠になったのでした。
また、次回の講義も楽しみにしていますよ♪