あいちトリエンナーレ2016
今、開催中の「あいちトリエンナーレ2016」

3年に1度、愛知県で開催される現代アートの祭典です。
今回で3回目となりますが、芸術には疎い私ですけど、なぜかこの「あいちトリエンナーレ」は第1回目から足を運んでいます。
今回はどうしても見たかった展示があり、愛知県美術館へ出かけてきました。
少し、facebookのタイムラインでもアップしていますが、こちらのブログでも!
そして、その他にも気になる作品もありましたので、ご紹介させていただきます。
私がどうしても見たかったもの。
こちらです。


大巻伸嗣さんのこの作品。
日本画で使われる顔料を使用して花鳥の曼荼羅が描かれています。

これを遠巻きからではなく、その場に足を踏み入れて見ることができるのです。


真っ白な床と壁一面に描かれた色とりどりの曼荼羅。
この空間が会場内の他の雰囲気とは違う、別空間のような空気に包まれています。

また出口に行くと、この作品が作られた際に出た余分の顔料が地層のように重なって作られたシャンパングラス108個がずらり、と並んでいます。


(まぁ、キレイなこと!)
足を踏み入れることができるので、顔料の色も作品が作られた当初より色褪せてはいるようですが、モニターで制作風景が映し出されていましたが、この日見た色より鮮明でした。
美しいものには自然と心が奪われる、とはこのことを言うのか、というくらい、とても素敵な作品でした。
その他にも、こちらの茶色のグラデーション。

愛知県が接している4つの県(静岡、長野、岐阜、三重)の県境の土を並べた作品。

発想が面白い。


そして、茶色と言っても実に様々な色があるのだ、ということに気づかされる作品です。
こちらはユニークな小物ばかりを集めた作品。

なんでも、アーティストさんが会期中、会場を訪れる度に小物が増えていっているそう。

作品の横に添えられているひと言メッセージが何とも言えず、ユニーク。




会場入り口の壁一面に飾られている作品。

作者の方が仕事の空き時間に落書きをしたものが集まった作品だそう。

実際には会場に飾られている枚数の3倍ほどの枚数があるとのこと。

そして、馬のオブジェ。

映画のフィルムを巻いて、作られています。

このフィルムは笛になるとのことで、お借りして吹いてきました(笑)

(結構、大きな音が鳴るのですよ!)
会場内には、至る所にボランティアの方がいらしていて、親切に説明をしてくださいます。
ボランティアの方のお話を聞きながら作品を見ていくと、より理解も深まって楽しむことができます。
そして、まだまだ見ごたえのある作品がたくさんあります。


半日くらいかけてゆっくり見られると良いのでは。
23日までの開催です。

カメラ片手に良かったらぜひ、足を運んでみてください♪