エルメスの手しごと展へ
明日(9日)までKITTE名古屋で開催されている【エルメスの手しごと展】へ出かけてきました。
この展示、今年の春に東京で開催されていたそうです。
名古屋で開催されるのを事前に知人から聞いていて、絶対に行こう!と日程をメモしていました。
初日(4日)の日の大阪からの帰り、急いで会場へ向かうとスムーズに入場はできたものの、中は凄い人!でした。
石留め、時計、磁器の絵付け、手袋、皮革、鞍、ネクタイ、シルクスクリーンの職人さんが滞在され、通訳の方を交えて、それぞれの作業の工程を説明してくださっています。
どの職人さんのところも人だかりで、中にはまったく工程を見ることさえできないものもありました。
それでも通訳の方が話されている内容に耳を傾けているだけで、さすがエルメス!
「ものづくり」に時間と労力、そして努力が積み重なっているのがよく理解できました。
ひとつひとつのアイテムのお値段がそれなりにするのが納得です。
(日本人の職人さんもいらっしゃるそうです)
「手しごと」と謳っているいるだけあって、すべてが手作業であることも納得。
自分が持っている数少ないエルメスのバッグや時計、スカーフなど、ちょっとまた大切に使ってみたくなりました。
私はバブル世代の申し子(笑)と言ってもいいほど、当時はブランド物が簡単に?手に入る時代でした。
今から考えると、当時それらを身につけたり、持ったりするほどの知性や教養には程遠く、流行に乗っかって手に入れていたと大いに反省します。
(百貨店に勤めていたこともあり、身近な存在であったこともあるのですが。。。)
今の年齢になっても、おいそれとは持ち歩いたり、身につけたり簡単にできるものではないと思いますし、今のほうがそれぞれの価値がよく理解できます。
だからこそ、今も手元にあるアイテムは大切にしていこう、そして身につけたり持ったりしても恥ずかしくない人でありたいと、この展示に足を運んで感じました。
今回のこの展示、ありがたいことに無料で見せていただくことができます。
おまけに、分厚い冊子までいただけるのです。
展示会を訪れ、人それぞれ感じ方は違うでしょうが、自分たちの商品を大切に扱う気持ちや心にも触れられ、とても良かったです。
明日までの開催で、きっと混雑は覚悟の上で出かけなければならないと思いますが、良かったら足を運んでみてください。