香りに癒される前に知っておきたいこと|精油の安全な使い方あなたは大丈夫?
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目次
はじめに
ナチュラルな香りに癒されるって、
本当に贅沢な時間だと思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。
アロマテラピーを取り入れている方や
興味を持たれる方が増えることは嬉しいと感じる私です。
最近では、
アロマディフューザーやロールオン、マッサージオイルなどで
精油(エッセンシャルオイル)を使われる方も増えています。
つい先日
消費者庁の消費者安全調査委員会から
精油の使用に関する注意喚起が発表されたのをご存知ですか?
「え?精油って植物からできてるし、体にいいんじゃないの?」
「肌に直接つけてもいいんだよね」
そんな風に思っている方、また
よくわからないまま使っている方にこそ、
ぜひ読んでいただきたい内容です。
エッセンシャルオイル(精油)を皮膚に塗布後、
皮膚障害などを発症した事故が散見されています!
PDFはこちらをクリックしてください★
癒しの香りがまさかの“肌トラブル”に?!
エッセンシャルオイル(精油)は、
植物の葉や花、果実、樹皮などから抽出された天然の香り成分です。
植物の濃厚な成分がギュッ!と濃縮されています。
エッセンシャルオイル(精油)の瓶を鼻に近づけて香りを嗅ぐと
気持ちが落ち込んだときやイライラしたときなどは特に、
香りに癒されたことがある方も多いと思います。
ところが最近、
「精油を塗ったら赤くなった」
「かゆみが出た」
「肌がヒリヒリする」
などの皮膚トラブルの報告が増えているのです。
消費者庁の発表によると、
こうしたトラブルの多くが
「原液を直接肌に塗ったこと」
が原因だとか。
しかも、
症状は軽いものから、
ひどくなると皮膚科に通院が必要になるようなケースまで
さまざまだそうです。
つまり、
使い方を間違えると、
せっかくの
“癒し”が“トラブル”に変わってしまう
というわけなのです。
知らなかったでは済まされない、大切なことでもあるのです。
精油の「NGな使い方」してませんか?
ここで、消費者庁が発表した注意点を分かりやすくまとめてみました。
心当たりのある方は注意をしてくださいね!
まず大前提として、
エッセンシャルオイル(精油)は高濃度の有効成分が含まれた天然のものです。
多く使えば効果が期待できる、ものでもなく、
実はほんの1〜2滴の少量でもしっかりと効果が発揮できる優れものなのです。
そして
以下のような使い方は要注意です!
・原液を直接肌に塗る
エッセンシャルオイル(精油)は必ず
「キャリアオイル(植物油)」で薄めて使いましょう。
(薄めることを希釈する、という言葉で説明をされていることも多いです)
エッセンシャルオイル(精油)は水には溶けません。
脂溶性(親油性)なので脂(油)には溶けます。
私が最初に、アロマテラピーを勉強した当時(10数年前)は
まだテキストには
お風呂のバスタブに数滴落として使う、とか
手浴、足浴など洗面器にお湯を入れたところに精油を入れて使う、
などの使い方が載っていましたし、
何滴使うのか、など試験に出題されたりしたものですが
今は、
植物オイルや乳化剤などに最初に精油を溶かしてから使うように改訂されています。
また、
エッセンシャルオイル(精油)は水に溶けないだけでなく、
水よりも軽いため、お水に落とすと膜が張ったように浮きます。
ディフューザーで使用すると
お水を入れたところにエッセンシャルオイル(精油)を落とすことになります。
お水の上に浮いた精油が蒸気とともに蒸気口から出てくるので、
人の行き来が近い場所での使用はおすすめしません。
・日中に柑橘系オイルを塗る
グレープフルーツ、レモン、ベルガモットなどの
柑橘系のエッセンシャルオイル(精油)には
「光毒性」という性質があります。
紫外線に反応すると、
肌にシミや炎症を起こすことがあるので注意をしなければなりません。
これらのエッセンシャルオイル(精油)を
化粧水やトリートメントオイルで使う場合は、
使用する時間帯に注意をするとか、
他のエッセンシャルオイル(精油)に変える、という
選択肢が必要になってきます。
・飲用やうがいに使う
最近では
「レモン精油を水に垂らして飲むとダイエットや健康にいい」
なんて情報も。。。目にすることがあります。
エッセンシャルオイル(精油)は食品ではありません。
*日本では雑貨扱い
先にも触れたとおり、
植物の高濃度の有効成分が凝縮されたエキスです。
香りは私たちの嗅覚からダイレクトに脳に伝わり、
身体全体に良い影響を及ぼします。
香りは嗅いで楽しむもの。
口から摂取する必要はない、と私は強く思っています。
ですから
飲むのは絶対にNG!です。
・目に入れる、粘膜に使う
こんなことはしませんよ。
と思われる方も多いと思いますが、
つい手についたエッセンシャルオイル(精油)で目をこすってしまった。。。
なんてことはやりがちです。
ご注意を!
少量でも、強い刺激になります。
万が一目に入ったら、すぐに大量の水で洗い流して、
必要なら眼科へ。
*水には溶けない精油ですが万が一の場合、
ついたままにしておくよりも
咄嗟に対処できる方法でもあります。
そのため、このような場合はまず先にとりあえず
「水で流しましょう!」
ということになっています。
・火のそばで使わない
エッセンシャルオイル(精油)は揮発性が高く、引火のリスクがあります!
キャンドルやコンロのそばでの使用には注意をしてください。
冬場は特にストーブなどのそばに置く、保管をするなども避けてくださいね。
・子どもやペットの手の届かない場所に保管をする
誤飲や上記のような皮膚トラブルを避けるためにも、
手の届かない所に保管をしてください。
「知ってるだけで防げる」香りとの心地よい付き合い方
アロマテラピーは、正しく使えばほんとうに素晴らしいものです。
でもその一方で、ちょっとした誤解や思い込みが、
私たちの肌や健康へのトラブルにつながってしまうこともあるのです。
「肌にいいって聞いたから塗ってみた」
「香りが好きだから毎日使ってる」
実はそれだけでは、ちょっと危ないかも。
正しい使い方をまず最初に知ること。
ポイントは、
「エッセンシャルオイル(精油)の力を、
正しく理解をして使うこと」
皆さんにとっての
“香りのある暮らし”を
これからも安心して続けていくためにとても大切なことです。
そして、
大切なご家族やお友達にも、
正しい知識をシェアしていっていただけると嬉しいです。
最後にひとこと
エッセンシャルオイル(精油)の魅力を知っているからこそ私は
「安全に使うことの大切さ」
を伝えていきたいと思っています。
今回の消費者庁の注意喚起をきっかけに、
改めて皆さんも使い方を見直してみませんか?
「正しい使い方=自分や家族を守ること」
それが、
香りを楽しむ大人の「たしなみ」でもあると私は感じています。
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