「授業の流れがつかめない!」という方へ|13年の講師経験で見つけた“わかりやすい授業”の作り方
13年間の専門学校での
非常勤講師経験を活かし、
「教える人を支える」
発信をしています!
授業づくりも石けんづくりも、
“設計と伝える力”が鍵です。
ぜひ、
参考にしてください。
前回のブログにも目を通していただけると嬉しいです。
「石けんと香りの講師から“教える人を支える人”へ」|私が新しい発信を始める理由
目次
はじめに
講師になったばかりの頃、授業のたびに
「この流れで合っているのかな?」
と不安に思うことがたびたびありました。

テキストに沿って、色々と考えた通りに進めていても、学生の反応が薄い。
事前に準備していった資料を全部使い切れずに終わることもしばしば。
”思った通りにうまくいかないなぁ。。。”
そんなことをよく思ったりしたものでした。
・・・
同じようなことを感じている方、いらっしゃいませんか?
でも、
ある日気づいたんです。
授業の流れには「型」があるということを。
その型さえつかめば、
毎回の授業が驚くほどスムーズに進むようになります。
今回は、
専門学校で13年間講師をしてきた私が見つけた
私流の
「わかりやすい授業の流れ」についてお伝えします。
第1章 なぜ授業の流れがつかみにくいのか
「授業の流れがつかめない」という悩みは、
講師経験が浅い人によくあることかな、と感じています。
その原因は、意外とシンプルなんですよ。
・テキストに頼りすぎている!
・1回の授業で全部を詰め込もうとしている!

私が思うに
「伝える順番」より「内容」を優先しているから。
え?!
どういうこと?!
と思われた方もいらっしゃるかしら?
授業というのは、何より“流れ”があることで
学生の理解が進みます。
ところが、
「何を」
「どの順番で」
「どう伝えるといいか」
が見えないまま進めていくと、
学生は途中で置いてけぼりになり、
講師自身も混乱をしてしまうことになるのです。
それが
「授業がうまく流れない」
ということになるのです。
「内容」を
伝えなきゃ、伝えなきゃ
と一生懸命になっていると、
大切なことを忘れてしまうことになるのです。
・・・
ちょっと、難しいですか?
もうちょっと掘り下げていきますね。
第2章 授業には“3部構成の型”がある
どんな科目にも共通するのが、
「導入 → 展開 → まとめ」
の三部構成です。

これはプレゼンにも
自宅でレッスンをされる方にも共通している
“物事が人に伝わる順番”です。
本の物語も同じですね。

①導入(例:最初の5分)
学生の関心をつかむ時間。
「今日の授業で何を学ぶのか」
「どんな場面で役に立つのか」を最初に明確に伝えます。
例えば、
「今日は〇〇について学びます。
これが理解できると、〇〇の授業や現場でも活かせる内容です。」
とひとこと添えるだけで、学生の集中力が変わります。
私はここのところは特に意識をしていました。
”なぜ今日これを学ぶのか”を明確にしておくこと。
いきなり、テキストを開いて授業に入る、なんてのは
避けたほうが良いですね!
②展開(例:メインの時間帯)
ここでは、
説明 → 例 → 練習 → 振り返り
という流れを意識していきます。
ポイントは、
“説明のあとに必ず体験や質問を挟む”こと。
講師自身の体験談などを話すと
学生は結構興味を持って耳を傾けます。
知識をただ話すだけでは記憶に残りません。
普段の生活に結びつくようなことを
常日頃からネタを探しておく。
何だったら、講師自身の失敗談なども加わると
授業自体にメリハリがついて面白くなったりします。
「やってみよう」や「自分のことを話してみる」などで
テキストの内容がより理解を深めることができると感じています。
③ まとめ(最後の5〜10分)
授業の締めくくりでは、
・今日の学びの要点を短くまとめる
・次回とのつながりを示す
この2つを押さえておくだけで
次の授業に対する印象が変わります。

「今日は〇〇を学びました。
次回の〇〇では、今日の内容を応用していきます。」
など
このようなひとことが、学生の記憶を整理することとなり、
次の授業への“橋渡し”となります。
休み癖のある学生にとっては
「休んだら大変なことになる!」
くらいの気持ちにさせるとか、
楽しみにつながるような会話で、その日の授業を締めくくるなど
意識をすると良いと思います。
くれぐれも
バタバタと時間に追われて
”終わり!!”
とならないように気をつけたいですね。
第3章 私が実践していた授業構成シート
慣れるまでは
授業の流れをつかむためにも、
「見える化」が一番だと感じています。
私は最初の頃、毎回の授業で次のような
「3段階構成シート」を作っていました。

| セクション | 目的 | 内容・キーワード | 時間の目安 |
| 導入 | 興味を持たせる・全体像を示す | 今日のテーマ・目標・実例提示 | 5分 |
| 展開 | 理解を深める | 説明➨例➨演習➨発表 | メイン時間 |
| まとめ | この日の内容の定着と次回へのつなぎ | 要点の整理・振り返り・課題の提示 | 10分 |
メモ書きで構わないので
この表に沿って進めるだけで、授業の流れがブレなくなるんです。

私は教卓の上にテキストと一緒に並べて置き、活用していました。

特に新任の講師の方は、これをお守り代わりに準備をしておくと
安心ではないかな、と思います。
徐々に慣れてくると、
メモ書きがなくても
自然と頭の中で構成ができるようになっていきますよ。
第4章 よくある失敗パターンと改善法
✖詰め込みすぎる授業

授業時間、めいいっぱい詰め込みすぎると、
学生の理解は逆に浅くなります。
余裕を持たせた時間配分が大切になります。
改善策:“今日のゴールを1つに絞ってみる”
「今日は〇〇を理解する」
「〇〇を使えるようになる」など、
焦点を絞ると伝わりやすくなります。
✖質問時間を取らない

授業は一方通行ではなく双方向です。
短い時間でも質問タイムを設けるだけで、
学生の集中力が戻ります。
改善策:展開の途中で「ここまでで質問ある?」と聞く習慣をつける。
ここ結構、大切です。
中には、質問に対して答えられないかも、
と不安になる方もいるかも知れません。
講師でもわからないことは
「わからない」と言えば良いのです。
知ったかぶりをするのが一番キケン!
「わからないから、調べて次回答えるね」
これで良いのです。
だから、
「質問ありますか?」は
あってもなくても必ず聞くくらいの姿勢でいてください。
✖時間配分が崩れる

メインで話しすぎて「まとめ」ができない・・・は
講師“あるある”のような気がします。
改善策:ストップウォッチで時間を可視化。
授業の流れを“体感で覚える”のが一番の上達法です。
第5章 授業が“流れる”ようになる3つのコツ
①流れを意識して台本を用意する
→ 台本といっても、
すべてをセリフ化にするのではなく、
話す順番を箇条書きで整理しておくだけでOKです。

そうすることで、
流れが変わったり漏れたりすることを防ぐことができます。
②授業の中に「呼吸」を作る
→ 質問・小休止・共有時間でリズムをつける。

先程にも触れたように、「質問タイム」を設けるとか
学生が疲れたきたかな、と感じたら
”深呼吸してみよう!”
みたいな投げかけをするだけでも気分転換が図れます。
③授業の最初と最後に“つながり”を持たせる
→ 「今日のテーマは〜でした。これが次回の〇〇につながります」

これらの言葉を意識するだけで、
授業が「話す時間」から「流れる時間」に変わります。
「今日のテーマは〜でした。これが次回の〇〇につながります」
この言葉を言えるかどうか・・・
大事なポイントかも知れませんね!
第6章 授業設計は、完璧より“学生の視点”を持つこと!
最初から完璧な流れを作る必要はありません。
でも、意識はしてくださいね。
大事なことは、
“学生の視点で授業を見られるか”
です。
講師はつい「教える側の都合」で授業を組み立てがちですが、
学生は
「どう聞いたら理解しやすいか」「興味を持てるか」
で動いています。
あまり反応が良くないと感じた場合は
授業後に学生へ
「どの部分が難しかった?」と聞くのも効果的です。

小さなフィードバックを積み重ねることで、
授業の流れが自然に洗練されていきます。
まとめ|授業の流れは“型”を作ってラクにする
授業の流れに迷うときは、
導入(5分):目的を伝える
展開(メイン):体験を交える
まとめ(10分):要点を整理
このシンプルな“型”だけでも意識をしてみてください。
型があることで、講師だけでなく学生も安心します。
最初はその型どおりに、
慣れてきたら自分らしさを加えていく。
それが「教える仕事を楽しむ第一歩」です。
授業づくりは、毎回が新しい挑戦だと思っています。
完璧を目指すより、
「今日はここができた」
と一つずつ積み重ねていくことで、
教えることがどんどん楽しくなっていくのでは、と感じています。
それでは。
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