講師の仕事は準備が8割|授業の成功は“当日”ではなく“前日”に決まる理由
13年間の専門学校での
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授業づくりも石けんづくりも、
“設計と伝える力”が鍵です。
参考になると嬉しいです。
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講師ブランディング近藤奈緒美
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目次
はじめに
授業で一番大切なのは、教壇に立つその瞬間。
・・・そう思われがちですが、実は
違うのです。
13年間専門学校で授業を担当してきた経験からハッキリと言えるのは、
講師の仕事は
「準備が8割・当日が2割」だということ。

授業の流れ、学生の反応、講師として教壇に立つ安心感。
それらのほとんどは「当日」ではなく「準備段階」で決まっています。
今日は、授業の準備がなぜこれほど重要なのか、
そしてどう進めれば負担を減らせるのかをお伝えしていきますね。
第1章|講師の仕事は“見えない準備”でできている
講師という仕事は、教壇に立っている時間だけではありません。
ひとつの授業の裏側には、
目に見えない膨大な準備の時間があるのです。

授業準備と一口に言っても、その中身は実に幅広いものです。
・カリキュラムや目標の確認
・教材・スライド・資料の作成
・授業の流れの構成・時間配分の検討
・ワークや実習の段取り
・学生の理解度や反応を想定したシミュレーション
どれか1つでも抜けると、授業の流れが崩れることがあります。
授業中の“気持ちの余裕”や“授業の自然な流れ”は、
決して偶然ではありません。
その裏にあるのは、
「事前にどれだけ授業を描けていたか」
準備とは、単なる下準備ではなく、
「未来の授業をデザインする時間」です。
(・・・このように表現すると夢がありますよね!)

講師が事前に授業を思い描き、
その場の空気や雰囲気までをも想像しておくことで、
当日の教室では“落ち着いた空気”が生まれます。
授業の質は、準備の質で決まる。
これは、どの分野の講師にも共通することでもあるのです。
もし、今このブログに目を通したあなたが
”私は専門学校の講師ではないから”
と思ったなら、
この内容は専門学校の講師だけのことではなく
個人でレッスンやワークショップをしている方にも
当てはまることだと思います。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
第2章|なぜ準備が8割なのか・・当日の授業をスムーズにする“下地づくり”
授業当日にうまく話せる講師ほど、
実は「事前のリハーサル」を何度もしていたりします。
ノートや原稿を見なくても話せるのは、
頭の中で授業の流れを何度もシミュレーションしているからなのです。

授業がスムーズに進むとき、
講師は「即興で話しているようでいて、実は想定内」なのです。
準備の中で、
「学生がどんな反応をするか」
「どの説明でつまずくか」
「ここで笑顔が生まれるだろう」
という“予測”ができているのです。
この予測があるからこそ、当日、余裕を持って対応することができます。
逆に、準備が足りないと、
その場で判断しなければならないことが多くなり、
授業中に疲弊してしまいます。
準備が8割とは、
当日の2割の時間を、最大限に輝かせるための下地を作る時間のこと。
準備がしっかりできている講師ほど、当日引き算ができます。
「話しすぎず、伝わる部分だけに集中する」ことができるのです。
学生の表情を見ながら、その場で調整する余裕。
これこそ、準備力が生み出す最大の効果なのです。
第3章|授業準備をラクにする3ステップ
授業の準備と聞くと、「大変そう」と思う方もいるかもしれません。
でも、コツをつかめば、
準備時間を短縮しながら内容を深めることができます。
ここでは、私が実践してきた3つのステップをご紹介させていただきます。
ステップ①:授業の目的を決める(ゴール設定)

まずは、「この授業の目的は何か」を明確にします。
目的があいまいなまま進めてしまうと、
何をどこまで伝えればいいのかが見えません。
授業の目的を一文で言えるようにしておきましょう。
たとえば、
「試験に合格することがゴールです」
「今日は、〇〇について覚えてもらいます」
目的が明確になると、授業の構成も自然と整理されます。
ステップ②:構成を整える(流れを3部で考える)

授業は「導入→展開→まとめ」の3つの構成で考えるとスムーズです。
導入:学生の関心を引き、目的を伝える
展開:知識や体験を通して理解を深める
まとめ:学びを整理し、次回につなげる
この流れを意識して準備するだけで、
授業全体が1本のストーリーになります。
話の順番を考えながら、
「どんな順で話すと学生が理解しやすいか」
「どこで実例を入れると印象に残るか」
を決めていきましょう。
ステップ③:時間を測る(シミュレーション)

授業を一度、時間を計りながら声に出して通してみましょう。
この“練習”が、当日の安心感につながります。
タイマーで導入・展開・まとめの時間を計りながら練習することで、
「どこに時間をかけすぎているか」
「余白が足りないか」が見えてきます。
本番に強い講師ほど、このシミュレーションを大切にしています。
当日を“初めて迎えない”こと。
それが、準備の極意です。
第4章|準備は講師を育てる“最高の時間”
授業の準備をするということは、
単なる準備作業ではありません。
それは、講師としての「思考の筋トレ」でもあると私は感じています。
授業を設計する過程で、
・どうすれば学生が理解しやすいか
・どんな言葉なら伝わりやすいか
・どんな順番が印象に残るか
を考え抜くことで、教える力そのものも鍛えられると感じています。

準備を積み重ねるほど、授業に“自分らしさ”が生まれてきます。
教材の見せ方、話すテンポ、学生への問いかけ
どれも最初からうまくいくわけではなく、
準備とその後の改善の繰り返しで磨かれていくものなのです。
「準備ばかりで時間が足りない」と感じるとき、
それはあなたが真剣に学生と向き合っている証拠でもあるのです。
準備は努力するものではなく、投資をするもの!
未来の自分の授業を育てるための大切な時間なのです。
講師という仕事は、
教壇に立つ姿だけで評価されがちですが、
このように
本当の力は「見えないところ」で積み上げられているのです。
そして、学生が笑顔で「わかりました!」と言ってくれる瞬間、
その8割の時間がすべて報われることになるのです。
まとめ|授業の成功は“準備の質”で決まる
講師の仕事は、準備が8割。
それは「努力」や「苦労」をすることではなく、
「授業を創る力」を育てるための大切な時間です。
授業をもっとスムーズに、もっと自信を持って進めたいなら、
まずは“準備の仕方”を見直してみてくださいね。
授業設計は、慣れよりも“細やかな丁寧さ”です。
1つひとつの準備が積み重なって、あなたの授業が形になっていきます。
授業当日は、その成果を存分に楽しむ時間。
だからこそ、
準備の段階から「伝える楽しさ」を感じながら進めていきましょう。
教壇の上で堂々と自分らしさを発揮できますように。
良かったらこちらのブログもご覧ください。
「授業の流れがつかめない!」という方へ|13年の講師経験で見つけた“わかりやすい授業”の作り方